zizi's 海外旅行記2022

海外旅行解禁後の個人旅行記

コロナの時代のロンドン旅行 旅の雑記①空港検疫


2年ぶりに海外出張に行くことになった知人に「帰って来た時、空港でどうだった?検疫に時間どれくらいかかる?出国の時は?」と聞かれました。
海外渡航のベテランの人でも、検疫の情報がなくて不安なんだ。やっぱり情報がなさ過ぎる。
それがこのブログを始めたきっかけです。


以下、私の空港検疫はこんな感じでした。
はじめに事前準備のお話から。

《出国前に準備したこと》
まずスマートフォンに以下のアプリをインストールしました。日本の検疫を通過するにはスマホが必要になります。持ってない場合はレンタルするようにと指示が...。空港でレンタルも可能らしいです。

◉入国者健康居所確認アプリ「 My SOS」のインストール&以下を登録。
 ・パスポートほか個人情報
 ・質問票
 ・誓約書
 ・ワクチン接種証明書
接触確認アプリ「COCOA」のインストール。

※ 以上は帰国時までにしておけば大丈夫です。

↓詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
厚労省入国者健康確認センターのマニュアル(詳細版)
https://www.hco.mhlw.go.jp/manual/pdf-jp/detail.pdf

↓ 検疫手続事前登録(ファストトラック)マニュアル
https://teachme.jp/111284/manuals/13655051


《日本出国時》
日本出発時、コロナ関連は何もなし。イギリス到着時も同様でした。
イギリスが入国者への水際措置を全て撤廃したためです。
(昨年、イギリスが入国制限措置を実施していた時期は違いました。日本の空港で出国前にPCR検査証明書等の必要書類の確認がありました。)

《イギリス滞在中》
◉出国前72時間以内にPCR検査を受け、検査証明書を取得。
◉それを「My SOS」に登録して事前審査を完了。これにより「My SOS」の画面が全ての審査完了の証である緑色になりました。

《日本帰国時》
イギリス出発時、JALのチェックイン・カウンターで、「My SOS」は入れてますか?みたいに聞かれました。緑色の画面をチラッと見せたらそれで話しは終わり。「My SOS」の色だけで、書類が揃い審査完了してると分かるので便利です。
ここで必要書類に不備があることが発見されると、帰国便に搭乗できなくなったりするのです...。

ウクライナ情勢の影響で15時間半かけて、JAL直行便にて羽田空港に到着。「これより携帯電話の使用OK」との機内アナウンスを聞いてからスマホを取り出し、

◉位置情報オン
◉「 My SOS」の通知オン、バナーも全部オン
◉「 My SOS」のマイクとカメラ・オン
に設定。
早く家に帰りたいものだから、マニュアルの指示に素直に従います。すみやかに飛行機を降り、乗客でお団子状態になって黙々と空港内を歩き続けると、検疫ゾーンに到着。
ここから検疫関係のチェック・ポイントが始まります。

主なチェック内容は以下です。
◉ 「MySOS」の画面。緑色だと見せるだけで一瞬で終わります。質問票、誓約書、ワクチン接種証明書とPCR検査のチェックが不要になります。
◉「COCOA」をインストールしてるか。
スマホで位置情報や通知の設定がオンになってるか。

事前に済ませてあるのでどのポイントもすいすい通過。それよりもポイントからポイントへ、とにかく長い距離をいっぱい歩きました。

あとは以下のペーパーをもらって...

最後の関門、コロナ・ウイルスの検体採取(✳︎)です。

◉プラスチックの注射器のような容器を渡され、中に自分で唾液をためる形式でした。選挙の時の投票ブースをイメージさせる仕切りスペースに入って一人で採取します。
殺風景な壁を見ながら、ドライマウスの人は大変だろうな〜、レモンの写真とか貼っといてあげてないんだ、なんて考えてるうち定量まで到達。

◉提出してから待ち合いスペースに移動、検査結果を待ちます。
大きい病院や薬局によくある数字を表示する大型モニターが設置され、結果が出たら自分の番号が表示される方式でした。
待ってる間にはロンドンのことが思い出され、あ〜あの地下鉄に乗った時、すぐ近くにゴホンゴホン咳する男の人がいたけど大丈夫かなあとか、あのレストランでも隣りのテーブルの女の子が喋りながらずっと咳こんでて弱りもんだったなあとか、不安になることばかり考えてました...。

◉30分ほどして大型モニターに自分の番号が。先に進んだ所にあるカウンターに向かうと...
「はい陰性でした!」と係の方に明るく大きい声で(「おめでとうございます!」の雰囲気で)言われたのでした。

◉最後に、入国審査でこれを見せてください、とピンクの用紙↑をもらい(通過させてOKな人物の証かと)これで検疫がすべて終了しました!

飛行機を降りてから約1時間15分。同じ便の乗客中、前から4分の1あたりで降りています。他の便と重ならず、同じ便の乗客だけでチェック・ポイントを通過できました。
他にも成田空港で検疫体験済みの知人2人から、早めに飛行機を降りて1時間と1時間半だったと聞きました。

ほぼ飛行機を降りた順に検疫手続きになるので、早く帰りたいなら座席指定で出口ドアに近い席にした方が良いかと思います。
まだ到着便が少なく1時間2時間で済むのはいい方かもしれません。便の到着が集中する時間帯や時期だと5時間程度かかることがあります、と成田空港検疫所はHPで警告しています。
遅くなって帰宅の手段がなくなる可能性もあるので注意が必要です。

それにしても、検査結果が判明した際、後ろにも人がいるのに口頭で「陰性でした!」と伝えられたのが気になります。
陽性の場合、どうするのだろう、と。
帰宅してから夫とも話した結果、陽性の人は陽性の人だけでまとめて呼び出しているのではないか、と推察。
そういえば...モニターの数字も時々イレギュラーなのがあったりして、何か意味があるのかと深読みしそうになったりしました。

(✳︎)「検体採取」について。
この「検体採取」が謎で、PCR検査とも抗原検査とも言わず、ただひたすら「検体採取」で通してます。空港検疫体験済みの知人もPCR検査だと思い込んでいました。どうやら実体は「抗原定量検査」というもののよう。もらった用紙に貼られた検査シールにも書いてあります。

従来の抗原検査より精度が高いようですが、「抗原」と付くことで精度が低いと思われるのを避けるためにはっきり言わないのでしょうか...。検査を受ける身としては知っておきたいですよね。


✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎

初めてのブログですが沢山の方にご覧いただいているようで、ありがとうございます。スターを付けて下さった方にも感謝いたします!
すでに魅力的なイギリス旅行記がいくつもあると思いますが、海外旅行解禁後の今ならではの状況をお伝え出来ればと思います。