zizi's 海外旅行記2022

海外旅行解禁後の個人旅行記

コロナの時代のロンドン旅行 3日目①2022年4月12日


PCR検査の登録が予定より早く完了、心も軽く。
3日目は朝からノッティングヒル Notting Hillを街歩き。映画「ノッティングヒルの恋人」で有名になった街です。

ザ・ノッティングヒル・ブックショップ

映画の舞台となった本屋さんも健在です。


ヒュー・グラント演じる小さな本屋を経営する冴えない男性とジュリア・ロバーツ演じるハリウッドのスター女優のラブ・ストーリー
ありえない展開とは分かっているものの、私は大好き。


映画で有名になり、本屋さんにはブルー・プラークまで設置されてます。(著名人の住んだ家や歴史的出来事があった場所に設置される史跡案内板)



お隣りは可愛らしいドーナツ屋さん。




色とりどりの家が並びます。


雑貨や洋服のお店が道の両側に。金・土曜にはヨーロッパ最大級のアンティークのストリート・マーケット「ポートベロー・マーケット」が開催されます。



可愛らしいアンティーク・ショップ「Alice's」


このお店でティーポットを買いました。

イギリスの陶磁器の街、ストーク・オン・トレントで1876年創業の老舗メーカー、ヘロン・クロス・ポタリー製。


ミルク・ピッチャーも。断捨離中のはずなのに...



ランチはコベント・ガーデンまで行き大人気インド料理店「DISHOOM」にて。

ロンドンにいくつか支店があるようです。


娘いわく、ロンドンは移民の多い町なのでエスニック料理がとにかく美味しいとのこと。大勢のお客さんで賑わっていました。

日本のように入店時に検温はありません。食事が終わってもマスクをする人もいません。テーブルの上に飛沫防止のアクリル板も無し。アルコール消毒液は見かけはするものの、使ってる人を見かけませんでした。
アルコール消毒液、私たちは利用しました。パンやナンなど、手で食べるメニューの時などには欠かさずに!
そこは日本人なので。


そういえば日本でよくある「Keep distance」の表示も一席飛ばしも、ロンドンでは見かけません。
ワクチン接種証明書アプリも海外版を入れて来ましたがこの旅行中一度も使うことありませんでした。(これは日本でも使いませんが)

観光客の集まるロンドンの中心地には、平日にもかかわらず人がわんさと。
ちょうどイースター休暇の時期だったので家族連れも多いし、スペイン語・イタリア語らしき20人くらいの団体客も目立ちます。ほかにも様々な言語が飛び交い、街には活気があふれていました。

でもコロナ以前とは決定的な違いが...
人気の観光地には必ずいた日本人や中国人の姿がありません。
夏には日本からの観光客も増えるでしょうか。

ロンドンはWelcome で待ってますよ!

コロナの時代のロンドン旅行 2日目③2022年4月11日


コンサートの余韻とともに夜遅くホテルへ戻りスマホをチェックすると、PCR検査の結果がもう送られて来ています。明日夕方までのはずなのに早い!

結果は、Negative 陰性。これは期待通り。
問題はPCR検査証明書です。
記載すべき内容のひとつ、「性別」が記載されてません...。一抹の不安はあるものの、すぐに検疫の事前審査に回します。

スマホ上で厚労省入国者健康確認センターのアプリ「My SOS」にPCR検査証明書を入力すれば完了。ネットで審査の申請が出来る仕組みです。


こんなアプリです。(以下、画面の画像は厚労省HPより引用)


この「My SOS」を事前にダウンロード&入力しておけば、以下の検疫手続が帰国前にアプリ上で済ませておけます。到着した空港でファストトラックが利用でき、時短になるわけです。
(ただし空港が限られますのでご注意ください)

①質問票の記入
②誓約書の記入
③ワクチン接種証明書の審査
④出国前72時間以内のPCR検査証明書の審査

①から③までは大部分を日本で出発前に済ませておけました。
④はロンドン滞在中に行います。


↓ ファストトラックについての厚労省HP
https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/

https://teachme.jp/111284/manuals/13655051/




夜中の12時頃、「My SOS」へPCR検査証明書を登録。「審査中」と表示されたのを見届けて就寝。


翌朝7時頃、スマホを見ると「審査完了」に。無事、審査を通過しました! 画面が緑色に変わってます。これで帰国準備OKです。


このアプリ、なかなかスピーディーです。日本でも夜中に3時間くらいで「審査完了」が送られて来ました。中の人は、世界の時差に対応して夜中も働いてるのでしょうか。それともAI?

コロナの時代のロンドン旅行 2日目②2022年4月11日


次は、イギリスと言えばアフタヌーンティーです。

バッキンガム宮殿近くの老舗ホテル ザ・ゴーリング The Goringに行きました。
ロイヤル・ファミリーや国賓もよく訪れ、結婚式の前日にキャサリン妃が宿泊したことでも有名になったそう。

正統派アフタヌーンティーです。

スコーンがびっくりするくらい美味。もちろんクロテッドクリームも。サンドイッチも日本にはない味でした。

こんな素敵なテラス席で、お庭を眺めながらいただけます。

たくさんの種類の中から紅茶をチョイス。シャンパンとのセットを頼んでいる人も多かったです。

人気のアフタヌーンティーなので予約は早めが良いようです。ホームページから可。



いちどホテルに戻って休んでから、再びケンジントンへ。
夜7時半からロイヤル・アルバート・ホールでコンサートです。

ケンジントン駅から歩きます。

ロイヤル・アルバート・ホール
ここにもアルバート公の名前が付けられてます。

まん丸なので飛行機上空からもよく分かりました。


今日のコンサートは、Classic FM Live
''A royal performance in celebration of Her Majesty The Queen's Platinum Jubilee“

エリザベス女王の在位70周年(platinum jubilee)祝賀記念コンサートです。
そう、今年は在位70周年とのことで、ロンドンのあちこちでプラチナ・ジュビリーのワードを見かけます。

文字通りプラチナ・チケットかと思えば、ロイヤル・アルバート・ホールのHPから簡単にチケット購入できたようです。


出演者がゴージャス!!

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
Royal Philharmonic Orchestra、
英国王立空軍音楽隊
The Band of the Royal Air Force Regiment
(別名 女王陛下のウインド・オーケストラ)、
トランペット Alison Balsom、
ソプラノ Masabane Cecilia Rangwanasha 、
バイオリン Esther Abrami 、
指揮 Barry Wordsworth、

ソリストの紹介には「Star」「Rising Star」のワードが。
出演者は他にもまだまだ...書ききれません。



開演前から会場には祝祭感が満ちてます。

プログラムです


歴史的に王室とつながりの深い作曲家の曲や、王室のために作られた曲が織り込まれています。

トランペットとバグパイプの共演あり、バイオリンの独奏ありのしっとり落ち着いた雰囲気から、終わりに近づくにつれ一気ににぎやかに盛り上がります。

200人を越える演者がステージに登場!
桟敷席では花火がスパークル
観客もますます熱気を帯びてきます。
どんどん国威発揚の雰囲気が。

フィナーレにはエルガーの「威風堂々」。
英国の栄光を讃える曲。

そしてエンディングでは国歌
「神よ女王陛下を守りたまえ 
 God Save the Queen
を全員立ち上がって合唱して、大団円を迎えます。

愛国心に満ち満ちて祝祭は終わりを告げました。

コロナの時代のロンドン旅行 2日目①2022年4月11日

ロンドン2日目の朝。
今日もよいお天気になりそうな予感。


朝食付きプランにしたので、ホテルのビュッフェでイングリッシュ・ブレックファストをいただきました。
ベイクドビーンズにソテーしたマッシュルームやトマト、スクランブルエッグにソーセージなどです。

サマセット・モームは「イギリスで美味しい食事がしたければ、1日に3回朝食を取ればいい」と語ったといいますが、確かになかなか美味しい朝食です。

ですがこの言葉、イギリスの朝食を褒めてるようでいて、絶妙にイギリス料理をけなしていますね。
昼食と夕食には美味しい食事にありつけないと匂わせているようで...。



お腹が落ち着いたら名所巡りです。

途中、ホテル近くの近衛騎兵隊の司令部 ホース・ガーズHorse Guards を通りがかると騎兵がいます。


ここではバッキンガム宮殿より小規模ですが、騎兵の交替式も見られます。

宿泊中のロイヤル・ホースガーズ・ホテルの名前はこのホース・ガーズから取ったようです。



バッキンガム宮殿で衛兵交代を見たり、チャールズ皇太子夫妻の住まいクラレンス・ハウスや、首相官邸ダウニング10番地を門の外から覗き見たりしてから(騎馬兵やポリスが警備してるのですぐ分かります)、ケンジントン宮殿に向かいました。


ウィリアム王子とキャサリン妃一家の住まいケンジントンKensington宮殿

手前はここで生まれ育ったヴィクトリア女王


ヴィクトリア女王の夫アルバート公の巨大な記念碑Albert Memorial も近くに



ショッピングも。

チューダー様式の建築が素敵なリバティLiberty。中も一見の価値ありです。

ここでお土産を購入。
ウィリアムズ・モリスのデザインのハンドクリーム


アールグレイティー味のチョコレート

ショッピング・バッグも可愛いい


途中、カフェで軽くツナサンドを食べたりしながらぶらぶらしてるうち、午後2時に。
帰国に備えて、PCR検査を予約してある時間です。

現在、日本に上陸するためには、到着した空港の検疫所へ「出国前、72時間以内の検査証明書」の提出が必要なのです。

今はウクライナ情勢の影響で、飛行機の出発時間が急に変更になる可能性もあります。
調べた所、72時間+24時間まではOKのようでした。

厚労省のHP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html


日本の検疫に対応とHPに記載、娘が直接問い合わせても大丈夫とのことで、こちらの会社でPCR検査することに。

↓ X Medical Ltd .The Corona Test Centre
https://www.coronatestcentre.com/


99ポンドのコースを選びました。翌日の午後6時までに結果がメールで送られてきます。

急ぎの場合は、250ポンド(‼︎)払えば3時間で結果が出るコースもあります。


ロンドンのあちこちでPCR検査は受けられますが、私が行ったのはヴィクトリアのビルの中、小さなワンルームに受付1人、ドクター1人の簡易的な所でした。

鼻と咽喉の奥と両方を拭う方式です。
パスポート番号や生年月日等は事前にネットで登録してあるので、当日は全部で5分もかからずあっという間に終了。

検査証明書には細かい記載が要求されるため、本当に審査を通る証明書が出してもらえるのか、この時点ではまだ不安がありました。

結果的には大丈夫でした。
後述しますが、無事に日本の審査を通過できたのでした。

(以上の検疫関係の情報は、2022年4月20日時点のものです。急に変更になる可能性もありますのでご注意ください。)

コロナの時代のロンドン旅行 1日目②2022年4月10日

さて、午後にウエストエンドでミュージカルを鑑賞したのち、ウエストミンスターのホテルに戻りました。ふだんロンドン市内の大学寮に住む娘も一緒にホテルに泊まります。

こちらが今回、宿泊するクラシックなホテル。
The Royal Horseguards ★★★★★
ザ・ロイヤル・ホースガーズ 
ヴィクトリア様式の五つ星ホテルです。


テムズ川に面しておりembankment駅のすぐ横、ロンドン・アイのお向かいという抜群のロケーションです。
ビッグベンにも散歩圏内。
テムズ川に浮かぶ船上パブ&レストランやテムズ川クルーズの発着所にも近いです。


旅行予約サイトBooking.com にてお得なセール価格で、しかも到着予定日14時までキャンセル無料の好条件で予約しました。


テムズ川に面した庭園はガーデニングコンテストで受賞歴もあるそうで、訪れた時にはチューリップが色とりどりに咲き誇っていました。

ロンドンでは街角のお花屋さんでもチューリップが満開。オランダがご近所さんだからでしょうか。
 

チェックインして部屋に入ったところで問題発生(ありがちですが...)。

Booking. com では浴槽付きの部屋を予約したつもりでしたが、部屋に入るとシャワーしかありません。
予約画面を確認すると、写真には浴槽があり、部屋の備品リストには上の方に「bath」、下の方には「bath or shower」とあり、どちらともとれる書き方が...。

予約した際、ふだん寮でシャワーしかない娘が「お風呂があるー」と喜んでいたこともあり、私も一日歩き回ったあとはお風呂につかりたい純日本人なので、フロントに言うだけ言ってみることにしました。
(もっとも言うのは英語が喋れる娘...)

その結果、ちゃんと浴槽付きの部屋にチェンジしてくれました!
ありがとう、The Royal Horseguards !!
(ありがとう、娘の英語力!!)
フロントもベルキャプテンもドアマンもみなさんniceな人たちでした(^^)

今回は変えてもらえたけど、やはり予約の時点で浴槽付きなのか念押し確認リクエストしとけば良かったです〜。


↓ これは予約画面ですがこんな感じの部屋に泊まりました。デラックスツインです。



さて、部屋で少し休憩したあと、午後6時半、テムズ川クルーズに向かいます。
この時期から夏にかけてロンドンの昼は長く、1日がなかなか終わりません。
4月でも日没が午後8時くらいなのです。

歩いてウエストミンスター桟橋に向かい、City Cruises社の観光クルーズ船に乗ります。

こんな船です。

船内ガラガラですが東へ向けて出航。

セント・ポール大聖堂とビジネス街シティの個性的なデザインの高層ビル群が見えてきます。


そしてタワー・ブリッジに近づくと...
なんと跳ね橋が上がってるじゃないですか!!


今では週に数回しか上がらず、上がってる姿を見たければHPでスケジュールを調べて行かなくてはならないと言われているのに、たまたま跳ね上がって船が通過するところを見ることが出来ました〜。


普段のタワー・ブリッジはこうです

けっこう交通量があります



ここのタワー桟橋で下船。
降りたところに、幽霊が出ると言われているロンドン塔Tower of London が

夕暮れどきに見ると、不気味さ倍増です...。


ここから地下鉄でエムバンク駅まで戻り、
ホテル近くのテムズ川に浮かぶ船上パブ
タターシャル・キャッスル
Tattershall Castle – pub on the Thames
で軽い夕食にしました。


右側の赤と青の目印のある船です。

フィッシュ&チップスとサラダを2人でシェアして、私はペールエール・ビール。
ビールは様々な種類が揃ってるようでした。
ロンドン・アイとテムズ川の流れを窓の外に見ながら、ゆらりゆらりと揺られながらのビール、気持ちよいけど酔いが回るのが早そうですね。

ホテルに帰ってゆっくり浴槽につかり(^^)
眠りました。

1日目、ぶじ終了です。

コロナの時代のロンドン旅行 1日目 ①2022年4月10日

イギリスの大学に留学中の娘を訪ねて、やって来ましたロンドン。

今までと異なるコロナの時代、結果的には個人旅行でも大丈夫でした。

ただ、ロンドンでのPCR検査、厚労省指定のアプリへの入力など、日本への帰国に備えてしておかなくてはいけないことが滞在中にもいくつか。

そんなコロナ関連も含め、ロンドン観光情報をお伝えしていければと思います。



4月10日(土)早朝、ヒースロー空港に到着。

入国カードも審査もなし、コロナ検疫もなし、ワクチン接種確認もPCR検査もなし、ただ自動化ゲートにパスポートをタッチして通過すればもう入国です。

イギリス入国にはコロナ関連の水際措置は一切ありません。知ってはいたものの、本当にいいの〜⁉︎ と思ってしまいます。

スーツケース2個持参なので(1個はまるまる娘への食品の差し入れ)空港からホテルまでタクシーに乗ることも考えましたが、止めておきます。
3年前のロンドン旅行で帰国時、ホテルからヒースロー空港までタクシーに乗ったところ、チップ込みで100ポンド以上かかった記憶があるからです。

そこで空港地下までスロープで下り、ヒースロー・エクスプレス(成田エクスプレスのような特急列車)に乗車、約15分であっっという間にパディントンPaddington駅に到着。
片道25ポンドです。オフピーク割引や往復割引もあるようです。

パディントン駅では改札に近い出口からすぐ外に出てしまわないで、「Taxi →」の標識に従って構内をしばらく歩き続けると、タクシー乗り場に着きます。途中で上の階に上がりますが、Lift(エレベーター)があるので大丈夫。
イギリスでは行き先をドライバーに告げて、OKをもらえたらタクシーに乗車します。


後部座席に落ち着いて街行く人たちを見たところ、誰もマスクしてない!
してたのは工事の人だけで、たぶん防塵マスク?
ここで自分はマスクをはずすか、着けたままにするかひとしきり迷い...。

マスクを着けてると気味悪がられるなんて話も聞くので...。

ひとまず今からタクシーの運転手さんやホテルの人と会話するので着けたままにして、外を歩く時にははずすことにしました。


ウエストミンスターWestminsterテムズ川に面したホテルに到着。チップ込みで22ポンドをクレジットカードで支払い。
ほとんどチップのいらないロンドンですが、タクシーには10〜15%チップを加えます。


 こちらが今回のホテルThe Royal Horseguards


ホテルのロビーで娘と久しぶりの再会を喜びました。とっても元気そう。母は嬉しいです(*^^*)
ロンドンにコロナの嵐が吹き荒れた時にも、なんとか感染せずにここまで来てくれました。


早速、荷物を預けて朝のウエストミンスターを二人で散歩することに。空は快晴!
ふだんは曇りの日が多いそうで、ロンドン上陸を歓迎してくれてるようで気分も上がります。

娘は周囲の人と同じく、当然のごとくマスクをしていません。私も屋外では外すことに。
そうすると、顔がスースーすると言うか、顔が裸で恥ずかしいと言うか...
マスクする方が日常になっているのですね。


エムバンクメントembankment駅の横から伸びてる歩行者専用のゴールデンジュビリー・ブリッジでテムズ川を対岸へ渡り、ロンドン・アイ(大観覧車)の下を通り過ぎます。
今度はウエストミンスター・ブリッジを渡ってロンドンを象徴する時計台ビッグ・ベンと国会議事堂の元へ。



3年前に来た時は修復工事で全面が足場に覆われていたビッグ・ベンも足場とり払われ、塗り替えられた時計のまわりが黄金色に輝いていました。



↓ ちなみに下が2019年3月に来た時のビッグ・ベンです。もはや何者なのかも分かりません...

ちらっと時計が顔をのぞかせていますね。



今回の旅行、3月始めに計画をたてた時点では本当に行けるか怪しかったので、エアーは搭乗時刻ぎりぎりまで約3,000円の手数料だけでキャンセルできるJALマイレージ使用のチケット、ホテルもbooking com で当日までキャンセル無料(‼︎)のプランで予約しました。

その後、あれよあれよという間に蔓延防止措置も解除され、外務省の海外渡航勧告もレベル3(渡航中止勧告)からレベル2(不要不急の渡航はやめる)へ、まわりでも海外出張を再開し始め、どうやら私も行けそうな雰囲気に。

何よりワクチン3回接種とPCR検査陰性の要件を満たせば、イギリスからは帰国時の隔離措置がなくなったのが大きな決め手となりました。
宿泊施設や自宅での待機対象の国・地域(厚労省や外務省の用語でのいわゆる「指定国・地域」)からイギリスが外れたのです。


厚労省のHP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00342.html

↓ 在英国日本大使館のHP
https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00639.html

https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00620.html
       (2022年4月20日現在)



ロンドン上陸初日の続きです。
まだ朝早いのでまずは街歩き。
娘が街角あちこちにあるシンボルを解説してくれます。

ビックベンのたもとのウエストミンスター・ブリッジの欄干には「V&A」のマークが。

これは「Victoria&Albert」のことだとか。
1837年から1901年まで63年7ヶ月もの間在位し、繁栄を極めた大英帝国を象徴する女王として知られるヴィクトリア女王と、三歩下がって連れ添ったドイツ出身の夫アルバートです。
ヴィクトリア女王は数々の映画にも描かれていますね。


ヴィンターハルターによるヴィクトリア一家の肖像

「1846年の王室」 ロイヤル・コレクション


↑ この肖像画を描いたドイツ人画家フランツ・ヴィンターハルターはあちこちの王侯貴族から注文がひきもきらず、ヴィクトリア女王も大のお気に入りだったとか。

モデルの美点を最大化し、ふんわりやわらかに理想化して描く技法は、女王を喜ばせたことでしょう。


ヴィクトリア一家の写真。雰囲気が違いますね。




政略結婚であったにもかかわらず相思相愛の大恋愛であった二人にあやかってか、恋のおまじないか、錠前🔒がいくつもかけられていました。

私の好きな中野京子さんの本にもヴィクトリア&アルバートについて詳しいですが、イギリスは女王の御代に繁栄するとのジンクスがあるそうで。

ロンドンではアルバートの名を冠した施設や記念碑もあちこちにあり、女王だけでなく夫のアルバートも人々に敬愛されてきたのだなあと感じます。




ウエストミンスター寺院までやって来ました。



正面にあるシンボルはライオンとユニコーン(一角獣)。
イギリスの国章だそうです。

ライオンはイングランド王家、ユニコーンスコットランド王家をそれぞれ象徴。さらにハープはアイルランドを表すようです。
ライオンは威厳、ユニコーンは純潔も意味するようです。



イギリスの国章


最終日に行ったロンドン塔にもありました。




そのあと娘の通うUCL (University College London)へ行ってキャンパスを案内してもらいました。

メインの建物です。


別の校舎の中庭にはこんな記念碑が。

明治政府の礎を築き日本を近代化へと導いた面々が、維新前夜にロンドンまで学びに来ていたのです。

UCLには夏目漱石も留学しました。
もっとも漱石は「学費を払う価値なし」と言ってすぐ通うのをやめてしまいましたが...。



ランチには娘お気に入りのブルームズベリーBloomsburyのイタリアン「チャオ・ベッラ・レストラン Ciao bella Restaurant」に連れて行ってもらいました。

おススメのシーフードパスタを頼みました。魚介が山盛り。

娘はこちら。味見したけど濃厚で美味しい。

付け合わせのオリーブオイルもgood です。

お客さんが次々に来店して大にぎわいの人気店ですが、明日からイースター休暇でお休みするとか。
いわゆる「かき入れ時」に売り上げよりも自分たちの休暇を優先してお店を閉めちゃうのがヨーロッパ的ですね。



さて、美味しい食事で幸福感いっぱのまま次はウエストエンドWestendに向かいます。
Prince Edward Theaterにて、楽しみにしていたミュージカル「Mary Poppins」鑑賞です‼

ニューヨークのブロードウェイに行ったらアメリカ生まれのミュージカルを、ロンドンのウエストエンドに行ったらイギリス生まれのミュージカルを観るようしています。
前回は「レ・ミゼラブル」。
今回は評価のいちばん高い「メアリー・ポピンズ」にしました。

娘がディスカウント価格で購入できるサイトで、ちゃちゃっと前から2列目の最高のシートをゲットしておいてくれました。

↓ こちら「todaytix 」で買ったそうです。
https://www.todaytix.com/london/category/best-london-musicals-theatre-tickets

人気のミュージカルも格安価格に。そういえばブロードウェイでもここを利用した覚えがあります。


ここでマスクを装着。ロンドンに着いてから屋外ではマスクを外していましたが、ミュージカルは全席ぎっしり観客が入ってるのでマスク無しではやはり恐ろしいです。

街中ではマスクしてない人が圧倒的多数ですが、観光客の集まるゾーンでは装着してる人も結構見かけ、奇異な目で見られるといったことはないようです。
大陸側ヨーロッパからの観光客は国によってはマスクをしてるようでした。


さて「メアリー・ポピンズ」。
素晴らしかった!観て良かった!最高です。
名曲の数々とfantasticでlovelyな舞台演出。
メアリー・ポピンズ役とバート役の主演の二人が素晴らしく、まさに魔法にかけられたようなひと時でした。


↓ こちらの動画で楽しさとクオリティの高さが伝わるでしょうか。

https://youtu.be/zCAuRzD5PsU


そして観客の盛り上がりも素晴らしい!
舞台と一体となって歌い、手拍子して、(悪役へ)大ブーイング、大歓声。

満席で前後左右とも接近してるので感染、大丈夫かな〜という思いも少しありましたが、この場にいられる歓びの方がはるかに上回りました。

(そういえば劇中、ヴィクトリア女王も登場して一緒に踊っていました。どこまでも愛され女王なのですね)


メアリー・ポピンズ役はZizi Strallen さん。
そう!このブログのニックネーム「Zizi」は彼女の名前からお借りしました。

↓ こちらの動画でもZiziさんのcharmingさが伝わるかと思います。

https://www.marypoppinsonstage.co.uk/


今でも
Supercalifragilisticexpialidocious」♪
「A Spoonful of Sugar」♪
「Chim Chim Cher-ee」♪
のメロディーが頭の中をぐるぐると回っています。つい「チムチムリー〜」と口ずさんでしまうのでした。

娘はと言えば
Supercalifragilisticexpialidocious
の早口言葉を完璧に仕上げていました(*^^*)